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和歌 イン ジャズのアイデア:

私は日本生まれでパリ在住、 翻訳業のかたわらボーカルジャズの勉強とライブ活動を続けています。多くのワークショップ(Crest Jazz Vocal Festival, Edyvoice, Bob Stloff, Michele Hendricks, Laura Littardi..)、ボーカルテクニックのレッスン(Julien Berger, Johannes Steinray, Géraldine Ros..)、ピアノコース(Yamaha music school,  Atla Actual music school, 個人レッスン)などを通じ、ボーカルジャズのレパートリーを開拓してきました。

2004年頃、自分にしかできないジャズとは何か?と模索していた時に、一つのアイデアが浮かびました。和歌を歌詞としてジャズのスタンダードを歌うというものです。目標は日本文学の一部である和歌という古代の詩をジャズのアーティキュレションでスインギーに歌うということです。

 

メソッド:

ジャズのスタンダード曲を選びます。百人一首(7世紀から13世紀の和歌)から3~4首を選び、曲にアレンジしていきますが、コード進行はそのままにしておきます(こうしておくとミュージシャンがすぐ伴奏でき、セッションでも歌うことができます)。5-7-5-7-7で構成される和歌の句と音楽のフレーズを合わせながら、ロングノートのところに最適の母音がくるよう工夫し、必要であればいくつかの言葉をリピートするなどして、全曲のモチーフに和歌のフレーズをあてはめます。曲想により、殆どオリジナルとは違うメロディーとなります。

こうして生まれたのが 和歌 イン ジャズです!

さらに和歌だけでなく、民謡や般若心経などもアレンジし、レパートリーに加えました。

 

プロジェクトとセッション:

2013年7月にアルバム第一弾 Waka In Jazz 1をリリース、続いて2015年12月に Waka in Jazz 2をリリースしました。どちらも Johannes Steinray がピアノ、インストアレンジメントと制作を、David Florsch がサキソフォンを担当しています。

 

2008年にインスト/ボーカルのセッションのホスティングを始め、2009年からはボーカルセッション JAM Vocale OpenMic をパリのモンパルナスで定期的に開催。当初2004年にデュオから始めたライブ活動ですが現在はカルテットとなり、 Cosy Montparnasse の舞台で6週に一度、ライブ+セッションを開催しています。毎回ボーカルデュオをゲストとして迎え、アマチュアのボーカリストが照明の美しい舞台でレパートリーを披露することのできる機会を提供。毎回多くのボーカリストの参加を得て、ボーカルジャズを友人たちと楽しむハッピ—なひと時となっています。

Recent collaboration

Richard Poher (p)  

Alessandro Sgobbio (p)  

Johannes Steinray (p) 

Hiroshi Murayama (p)  

Daniel Gassin (p) 

David Sandes (p)                                                          

Benoit Meynier (s)

David Florsche (s) 

Alexandre Jian (s)

Raphaël Herlem (s)  

Christophe Bras (d)

Acelino De Paola (b)

Thomas Posner (b)

Patrick Laroche (b)

Zepson Pindy (b)

 

Beija Jeanzac (ha)

Lena Lund (vo)

Rhim Zerguine (vo)  

Jean-Luc Baillet (vo)

David Abecassis (photo)

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